むがう。の考え

はたらこう。しなやかに。

「丸の内ビジネス酒場」対談ログ(1/2) 堀江貴文さん×谷家衛さん

先週金曜に、丸の内ビジネス酒場に遊びに行ってきました。

Newspicksの人気ピッカーが集まって、お酒を片手に対談しよう企画。 

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雪もちらついてて、むっちゃ寒かったけど、会場は人、人、人だかり。。。

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中でもテクノロジーのブースは堀江さん人気か、大入り満員、さすがです。

 

さて、むがう。のお目当ては堀江さん×谷家さん。FinTech関連でおもろい話聞けないかなーとの期待で。完璧ではなくモレもありますが、対談ログですー。

 

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■個人による資金調達、ホント簡単になったよね。

堀:いや〜どもども久しぶりです〜。

 

谷:どうもです〜。

 

堀:寒いけど、なんかみんな楽しそうだよね、新橋感っていうか。僕らも飲みながらやっていきましょう。ビールもらえます??

 

堀:谷家さんはネット黎明期から様々な企業をご覧になってきたわけですが、先行者利益に乗ってみんな結局生き残ってますよね。楽天にしろ、サイバーにしろ。

 

谷:ですね、結局先行者が一番っていうか。

 

堀:楽天400億、サイバー200億、オンザエッジ60億を調達、その後の会社は倒れたし。やっぱり資本がないと。そういえば、僕、最近ですね…(まだ公表できないBitCoin関連のサービスの話)。

 

谷:イーサリアムも当初は15億程度調達、任意団体としてやってきてますよね。

 

堀:中国当局が規制みたいな話もあるが、キャピタルフライトは続くんですかね。

 

谷:現状、BTCは1.5兆程度の取引、規制してもキャピタルフライトは続きそうと見てます。

 

堀:この会場でBTC持っている人は?まあ、パラパラいる感じですね。

 

堀:僕この前、アイスランドに行ってきたんですが、アイスランドにもマイニングファームがある、ヨーロッパの2/3の電力料で安い。データセンターの冷却にも適しているんですよね。あ、これいいなって思った。谷家さん投資されたらどうですか?

 

谷:それ面白いですね。あと、さっき堀江さんが話していたサービス、あれ本当面白い。投資したいですね、僕。

 

堀:そうなんすよ、あれテイラースイフトなら1,000億集められると思うんです。マジで。あと、キムタク以外のSMAPメンバーでも調達できそうだよね〜って。

 

堀:堀江貴文イノベーション大学校にヒモデブニートがいるんです、その名のとおり、ヒモでデブのニートなんですが。そいつがいろんなこと企画してて、この前5万円でバンジー企画を開催して、速攻で資金が集まったんです。個人でも資金調達はめっちゃ容易になりましたよね。

 

■政府や銀行を介さずにあちこちで信用創造されてる。

谷:へぇ、それ面白い。あんまり知られていないんですが、実は普通の人が寄付する金額、世界で一番多い国って日本なんですよ。

 

堀:え、あ、そうなんすねー!なんかわかりますね。こうなんか救済というか募金とか好きじゃないですか。逆に、面白いものに対して寄付する文化はない。ただ、ふるさと納税なんかも徐々に体験消費にシフトしていると思うんですよね。

 

谷:自分の活動でいうと、軽井沢でISAKという高校を運営してて、小林りんさんという素晴らしいリーダーのもと、寄付を集めて国内外の子どもたちへの高等教育やリーダーシップ教育を行っているんです。

 

堀:有名ですよね。ふるさと納税でいうと、ふるさとチョイスで1500億円くらい調達している。が、まだ10%くらいしか活用していない。あれ、初心者は肉、米、魚に行くんです。

 

谷:そうなんですか??

 

堀:そう。富裕層はそこには行かない。秦野市の陣屋という旅館は高級プランを用意してて、ロールスロイスで空港まで送迎してくれる。めっちゃ良くないですか?たしか全国トップは都城市で、税収で20、30億集めている。

 

谷:そりゃ、ばかにならない規模ですねー。行政で言うと、すごい大きい。

 

堀:地方交付税交付金と比べると、使用用途も自分たちで決められますしね。谷家さんはお金のデザイン、という世界に分散投資する、お金のデザインという会社をやられている。THEOって会場の人知ってますかね。元々どうしてやろうと思ったんですか?

 

谷:やっぱり、何かまとまったお金が必要って時に、気づいた円がなくなってたみたいな状況は怖いわけじゃないですか。会社やりたいでも、家買うでも何でもいいんですが。そういう時に、円以外の資産に運用しておけばいいのですが、これってそんなに簡単じゃない、ってところからですかね。

 

谷:それにしても、さっきのヒモデブニートの話じゃないですが、ほんと、政府がやっていたものが、政府が必要なくなり、どんどん勝手に信用が発行されていく時代ですよね。銀行もいらない。

 

堀:僕、Zaifという仮想通貨の取引所を少し手伝ってるんです。bitflyerって会社がやってるんですが。あそこチャット機能がついてるんですね。なので、そこで今日の酒代ちょうだいよって言ったら、速攻で3万くらい集まった。何がいいかって、みんなホリエモンに奢ったよと自慢できる。これが多分いいんですよねー。

 

堀:インスタのライブ配信機能もむちゃくちゃ面白い、あれ、見ながら投げ銭できたりすると、一緒に飲んだ気になれちゃうじゃないですか。

 

■リープフロッグ起きるんじゃね??

谷:ただ、どうなんでしょ、日本の現金の決済率って8割超えている。現金主義が強いから、どこまで浸透するかはまだ分からないんじゃないですか。

 

堀:それでいうと、インドは高額の紙幣を廃止したじゃないですが、あれでアングラマネーを撲滅しようとした。あの国とか、仮想通貨が流行ると思うんですよね。

 

谷:たしかに、ありえますね。

 

堀:日本もお札の廃止とかやってほしいですね、paymoとか色々出てきているけど、なんだろう、少額決済サービスはまだなかなか発展しない。

 

堀:インドでいうと、虹彩で生体認証始まっているじゃないですか、虹彩で認証して決済とか、全然ある。日本が気がついたら一番遅れてる…ってなる気がするんですよね。

 

堀:まさにリープフロッグ。アフリカのあの送金サービス、なんでしたっけ?あ、エムペサだ。エムペサOKって店、むちゃくちゃあるじゃないですか。

 

谷:ありますね、アフリカの田舎のめっちゃ汚い店でもOKってなってて。

 

堀:そう、みんなアンドロイドのスマホを持ってて、使ってる。

 

谷:日本の田舎は現金しか使えなかったりする。

 

堀:よっぽどアフリカの方が進んでますよね。

 

30分と短い対談でしたが、ゆる~く楽しいお話でした。ただ、目新しいお話はそんなになかったかなー。質問する時間があったら、Bitpesaが流行るか聞いてみたかったです。

 

むがう。